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Googleのペナルティの種類と解除方法

2017年8月17日

Googleのペナルティの種類と解除方法

サイトを運営している人にとって、絶対に避けたいGoogleからの「ペナルティ」。ECサイトでは売上に直接関わる一大事ですし、一度ペナルティを受けてしまうと解除するのは本当に大変です。
運営サイトがペナルティを受けないためにはまず、ペナルティについて知ることが大切です。

◆ペナルティとは

サイトやサイト内のページが検索エンジンのガイドラインに違反している場合に行われる措置で、検索エンジンの順位が急激に落ちたり、インデックスが削除されたりします。
ペナルティには、「自動ペナルティ」と「手動ペナルティ」の2種があります。

◆自動ペナルティとは

検索エンジンのアルゴリズムによって自動的に課されるペナルティで、「ペンギンアップデート(被リンクのペナルティ)」や「パンダアップデート(コピーコンテンツのペナルティ)」がこれに当たります。
ウェブマスターツールへの通知がないため、ある日突然サイトへのアクセスが激減し、そこではじめてペナルティに気づくケースが大半です。

◆自動ペナルティを受けたら

順位が急激に落ち、ペナルティが疑われたら、本当にそれがペナルティによるものか、それともアルゴリズムが変更されたことによるものかをまずは判断しなければいけません。
順位が大きく変動した日にGoogleで大きなアップデートがなかったか、また、Googleの「ガイドライン(https://support.google.com/webmasters/answer/35769?hl=ja)」と照らし合わせて、ページに違反がないかを確認しましょう。

◆自動ペナルティの解除方法

まずはペナルティを受けた原因がどこにあるかを探ります。アップデートによるペナルティの場合は、アップデートの内容に応じてコピーコンテンツがないか、不自然な被リンクや発リンクが多くないかを確認してみてください。
スパムと思われる被リンクがあれば、否認します。リンクを否認する方法は、Googleヘルプの「バックリンクを否認する(https://support.google.com/webmasters/answer/2648487?hl=ja)」を参考にしてください。

その他に違反に当たる部分が見つかったら、削除するか修正し、サイトを改善します。
その後はひたすら待つしかありません。Googleのサーチクオリティチームが行った措置ではないため、再審査リクエストを送っても意味がないのです。
サイトに行った改善が正しいのかどうかもわからないため、一定期間待ち、順位が上がらないようであればまた違う改善を行う必要があります。

◆手動ペナルティとは

Googleのサーチクオリティチームがサイトをチェックし、違反していると判断したサイトに課すペナルティです。違反の度合いが高い場合に行われ、自動ペナルティよりもかなり重い違反のため、サイトのインデックスは高確率で削除されてしまいます。
ただ、手動ペナルティの場合はサイトの修正と再審査リクエストで確実に復活させることが可能です。

◆手動ペナルティを受けたら

サイトを「ウェブマスターツール」に登録している場合は警告通知が届きます。サイトのダッシュボード>検索トラフィック>手動による対策をチェックしてみてください。通常であれば、「手動によるウェブスパム対策は見つかりませんでした。」と表示されています。
ペナルティを受けている場合は、ダッシュボードに「新しい重要メッセージ」として警告通知が表示されます。
警告の種類は、
・サイトへの不自然なリンク
・サイトからの不自然なリンク
・質の低いコンテンツ
・悪質なスパム
など。
これらの警告を受けると順位が急激に下がります。
一方、悪質なスパムと判断された場合は、検索エンジンからキャッシュが削除されてしまいます。

◆手動ペナルティの解除方法

手動ペナルティを解除するには、その原因となった部分を改善し、ウェブマスターツールの通知にある専用フォームから再審査リクエストを送ります。その際は、どの部分にどんな改善を行ったのかをできるだけ詳しく記述することをおすすめします。
リクエストを送ると、早ければ数日、遅ければ数週間以内にGoogleからウェブマスターツールに返信メッセージが届きます。メッセージを確認して、解除されたかどうかを確認しておきましょう。
再審査リクエストの手順は、Googleヘルプの「再審査リクエスト(https://support.google.com/webmasters/answer/35843?hl=ja)」が参考になります。

ペナルティは、うまくいけば数日で解除されますが、最悪の場合、まったく解除されないということもあります。
そうならないためにも、まずはペナルティを受けないサイトにしておくことが大切です。ガイドラインやアルゴリズムのアップデートには敏感になり、違反しているページがないかを常々チェックしておきましょう。