Google+がSEOに使えるって本当?!Google検索に与える影響
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Google+がSEOに使えるって本当?!Google検索に与える影響
Google+のSEOへの活用については、以前からあちこちのサイトで話題になっています。ですが、本当のところ、Google+はSEOにどれほどの影響力を持っているのでしょうか。
いくつかの情報について検証してみました。
1.Google+に投稿したコンテンツが、Google検索の順位に影響する?
一般公開として共有されたコンテンツには固有のURLが与えられ、Webページと同様にGoogleにインデックスされます。
そしてこの投稿は、Google+内でフォローしてくれている、またサークルに追加してくれているユーザーの検索結果の順位に影響を与えます。
つまり、Google+にログインした状態でGoogle検索を行うと、Google+内の友だちの投稿が検索結果としてあがってくる、ということです。
2014年11月現在、下記のように検索結果に表示されています。
「seo プレスリリース google」での検索結果の6位に表示
ということは、フォロー数が増えれば増えるほど、コンテンツは多くのユーザーの目にとまるということ。これは大きな効果を生み出すはずです。
これはGoogle+をログアウトすると表示されなくなりますが、今後ユーザーが増えると予想されているGoogle+で、今のうちにフォロー数を増やし、有益なコンテンツを投稿しておくことが、将来的に大きなメリットを生み出すかもしれません。
2.投稿内のURLには被リンク効果がある?
投稿のテキスト内に記載されたURLには自動的にnofollowが付与され、被リンクとしての機能は持ちません。しかし、投稿に「添付」されたURLについてはnofollowは付与されないため、被リンク効果が生まれるのでは、という説があります。
投稿に被リンク効果があるなら、商品ページなどへのリンクを「添付」することで、検索順位に多少なりとも影響を与えることはできるでしょう。
ですが、今のところ、添付URLがどれほどの被リンク効果があるのかというと、これはまったくの未知数と言えます。むしろ内容の薄い投稿に添付されたURLをGoogleのアルゴリズムが評価するとも思えません。下手に乱発をするとスパム扱いにもなりそうです。
ただ、投稿の内容自体が有益であり、そこから関連するページへのリンクであれば価値はあり、ユーザーのメリットになります。直接的な効果はなくとも、地道に良質な投稿を続けるのであれば、添付欄に関連URLを記載しておいたほうが良いでしょう。
3.Google+の顔写真でクリック率が上がる?!
Web上のコンテンツに著者情報を結びつけ、検索結果に顔写真などの著者情報緒を表示させる「オーサーシップ」。このプログラムが今後、検索順位やクリック率に大きな影響をもたらすと注目されていました。ところが今年に入り、Googleはこのオーサーシッププログラムの全てのサポートを終了させました。オーサーシップがウェブマスターに定着しなかったことや、クリック率が上がらなかったことが原因とされています。
ですが、先ほども例示した通り、Google+にログインした状態では、今でも検索結果にGoogle+のプロフィール写真が表示されるようになっています。写真があるからクリック率が上がる、というデータがある訳ではありませんが、著者自身の信頼度が高ければ、そのコンテンツの信頼度が上がる、結果として閲覧されやすくなる、ということはSEOを抜きにしても言えるのではないでしょうか。
以上のように、現時点で+1の数が多ければ検索結果の上位に表示されたり、投稿内に記載したリンクURLがバックリンクとして機能したり、というような、直接的なSEO効果はないようです。
また、日本でのGoogle+の普及度を考えれば、どれほどの時間を割いて管理をするのか、難しいところではあります。ですが有益なコンテンツを公開し、+1してもらうことで、ユーザーからユーザーへと情報が拡散されていくことはWebマーケティングを行う上でとても重要です。
Facebookやツイッターに投稿をしているなら、一手間かけてGoogle+にも同じ内容を投稿しておくことをおすすめします。