【Googleアナリティクス】サイトの直帰率が高い時にチェックするべき3つの項目
Contents
【Googleアナリティクス】サイトの直帰率が高い時にチェックするべき3つの項目
アクセス解析の中でも、気になる指標の一つが直帰率です。
直帰率とは、訪問してから1ページだけを見て別のサイトに移動してしまったユーザーの比率を指します。 つまり、最初に開いたページ以外は見られていないということになります。
直帰率の高いページには、いくつかの原因が考えられます。
1.内容が完結していて、1ページで満足してしまう
2.見づらい
3.読み込みが遅い
4.もともと、他のサイトへの誘導が目的
サイトをしっかりと見てもらいコンバージョンにつなげるためには、上記の原因のうち、④以外は対策が必要です。
では、具体的に何をすればいいのでしょうか。
①直帰率を高めているページを見つける
サイト全体の直帰率が高いからと言って、全てのページで直帰率が高い、という訳ではありません。必ず、サイトの直帰率を高めているページが存在するはずなので、原因となっているページを特定することから始めましょう。
Googleアナリティクスで、行動>サイトコンテンツ>すべてのページを順にクリック。
直帰率をクリックし、直帰率が高い順に表を並べ替えます。
②直帰率が高い理由を検証する
上位にあるページの滞在時間や参照元を調べてみましょう。
ページの名前をクリック。
セカンダリディメンションで、集客>参照元/メディアをクリック。
アクセスが多い順に参照元が表示されます。
ここでは、Yahoo!からの自然検索によるアクセスが一番多くなっています。
参照元や滞在時間によって対策は変わってきます。
【滞在時間が短い場合】
導線に問題があることが多いので、具体的にどこからのアクセスが多いか、確認してみましょう。
・検索エンジンからのアクセスが多い
GoogleやYahoo!などの検索エンジンからの自然検索によるアクセスが多い場合は、どんなキーワードでアクセスされているのかを調べ、キーワードとページの内容がマッチしているか検証しましょう。
「狙ったキーワードで訪問されていない」「キーワードは狙い通りなのに滞在時間が少ない」といった場合には、コンテンツ内容を再度立て直す必要がありそうです。
・メルマガからのアクセスが多い
メルマガ本文に内容を詰め込みすぎて、それ以上の情報がリンク先のページにない、という可能性があります。メルマガ本文で情報が完結してしまうと、そこだけで満足してしまい、ページはじっくり見てもらえない場合があります。また、メルマガのリンクが間違っていたり、リンクのテキストとページの内容がユーザーの予想とは違っているケースもあります。
リンクを貼る際は慎重に、アンカーテキストはただクリックを誘導するためのものではなく、ページを見てもらうための文言であることを忘れずに。
・広告からのアクセスが多い
キーワードの例と同じように、広告文とページの内容がマッチしているか、ユーザーの予想を裏切っていないか確認しましょう。
また、ページを開いた瞬間の印象もチェックします。広告からのアクセスは、「怪しい」「売りつけられる」というイメージを持たれてしまうとすぐに離れてしまいます。デザインや文言に気を配り、信頼される見やすいページを作りましょう。
【滞在時間は長いのに直帰率が高い場合】
5分、6分と滞在しているにも関わらず直帰率が高いランディングページの場合、そのページだけで内容が完結してしまっている可能性があります。
例えば、料理のレシピや問題の解決法を記載したページなら、ピンポイントに情報を求めてくるので、情報を得ればユーザーは満足して去っていくことが多いです。
そこから次につなげるために、一般的に関連ページへのリンクが設けられていることが多いですが、そのリンクテキストが魅力的でなければ、クリックされることはありません。
タイトルにも工夫が必要ですが、なにより、常にユーザーの興味を引くテーマであることが大切。関連ページの質にもこだわり、ユーザーが次へ次へと興味を持てるコンテンツを作りつづける努力が大切と言えるでしょう。
③速度を調べる
行動>サイトの速度>ページ速度をクリック。
サイト平均と比較して、読み込み速度が遅いページがないかチェックを。
ドロップダウンから「直帰率」を選択すると、直帰率が高く、かつ読み込みが遅いページを見つけることができます。
あまりにもページの読み込みが遅いと、最後まで表示する前に離れてしまうユーザーもいます。スマートフォンで閲覧されることも念頭にいれ、JavaScriptなどを適宜活用し、読み込みの早いページを目指しましょう。
【まとめ】
サイトの直帰率が高いときは・・・
・直帰率を高めているページを見つける
・直帰率が高い理由を、滞在時間、参照元、読み込み速度を調べて見極める
直帰率の高いページには様々な理由が潜んでいます。
多角的に調査し、Googleアナリティクスなどのアクセス解析を活用し、コンテンツを改善していきましょう。