スマートフォンの普及率2017
スマートフォンの普及率
総務省の「平成27年通信利用動向調査」(http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01tsushin02_02000099.html)によると、インターネットの利用者数が全体で83.0%となり、高齢者の間でも半数を大きく上回っています。特にスマートフォン利用の伸びが著しく、街中のカフェやレストラン、電車の中などを見渡しても、大多数の人がスマートフォンを触っています。ウェブサイト制作においても、スマートフォンユーザー向けの対策が欠かせません。
2017年、スマートフォンでのインターネット利用状況はどうなるのでしょうか。
スマートフォンでの利用率が半数を超過
※出典:総務省
スマートフォンでのインターネット利用状況を見ると、平成26年の調査では47.1%でしたが、平成27年では54.3%と初めて半数を超過。パソコンの56.8%にも迫る勢いで、徐々にインターネット利用端末が、パソコンからスマートフォン優位へと変化していることがわかります。
一方で、「ガラケー」と呼ばれる携帯電話でのインターネット利用は17.8%から15.8%へ減少。それと入れ替わるように、タブレット利用が14.8%から18.3%へと伸びました。依然ガラケーでの利用もあることは事実ですが、今後はスマホ・タブレットに切り替わっていくと考えられます。
タブレット端末の伸びに注目
端末の保有率に注目してみましょう。
スマートフォンの保有率は、平成26年の調査では鈍化傾向にあると見られていましたが、平成27年は個人では53.1%、世帯では72.0%と前年の44.7%(個人)、64.2%(世帯)から再び大きな伸びを見せました。また、タブレット端末の保有率も着実に上昇し、前年の26.3%から平成27年は33.3%(いずれも世帯)になっています。
その一方で、パソコンの保有率が徐々に下降しつつあります。
インターネット利用目的
※出典:総務省
どのような目的でインターネットを利用するのかを見てみると、「電子メールの送受信」が74.3%でトップで、次いで「天気予報の利用(54.2%)」「商品・サービスの購入・取引(53.3%)」「動画投稿・共有サイトの利用(52.3%)」と続きます。
商品・サービスの購入については年代によってばらつきがあり、60代では40%程度なのに対し、20代では約70%にものぼります。
※出典:総務省
インターネットの利用端末状況では、20代は、パソコンが73.3%に対しスマートフォンが91.3%であることから、スマートフォンでインターネットショッピングをする人が増えているということが分かります。今の20代が、30代、40代へと移行するにつれて徐々に全世代でのスマートフォン決済への抵抗もなくなり、今後はさらにネットショップ市場が大きくなると予想できます。