ライターが考える目を引くキャッチコピーとは。
【ライティング】失敗例から学ぶ、Webで反響を呼ぶキャッチコピー
キャッチコピーは、Webサイトにおいて、ページの中で最も重要とも言えるパーツ。
なぜなら、ほとんどの人はキャッチコピーを見て、その先の文章を読むか読まないかを判断しているからです。いくら本文内を魅力的に構成しても、読んでもらえなければ意味がありません。
そこで、失敗しがちなキャッチコピーを例に、ユーザーが次へと読み進めてくれるキャチコピーとはどのようなものか、考察してみました。
1.新しい情報が何もない
ユーザーは、自分が持っていない新しい情報がそのページに書いてあると思うからこそ読み進めます。キャッチコピーを見ただけで「新情報が載っている」と分からなければ、読みたいとも思わないでしょう。特に、テレビやポスター、メルマガなどで広告を目にする機会の多い、競争の激しい分野では、数あるキャッチコピーの中から印象を深めるはできません。
例えば、
- 白肌をキープして美白美人!「ホワイト化粧水」
- ウエストにくびれ!カロリーオフの「ダイエットクッキー」
美白化粧水で美白する。
ダイエットクッキーでダイエットする。
どちらも、当たり前のことしか書かれておらず、内容に期待を持てません。
読みたい、と思わせるために、その先に新しい情報がある、ということを感じさせるコピーにしましょう。
- 新成分「●●」で美白美人度をアップする「ホワイト化粧水」
2.商品のことが何も分からない
何もしなくても勝手に情報が入ってくるテレビCMとは違い、Webでは、自分に関係がないと思えば、ユーザーは即座に去ることができます。
これまで世の中をあっと言わせてきたクールなキャッチコピーは多々ありますが、Webの場合でも同様に成功していたかどうかは疑問です。
例えば、
- 世界を旅しよう
これが、世界各地で収穫したコーヒー豆セットのキャッチコピーだった場合、ユーザーはその下の文章まで読み進めてくれるでしょうか。
Webにおいては、それが何の役に立つ商品なのかを瞬時に伝えるキャッチコピーにするほうが良いでしょう。
- 世界のコーヒー豆をお届けします
平凡ではありますが、確実に商品がコーヒー豆であることは分かってもらえます。ユーザーに目をとめてもらえる時間が極端に短いWebでは、凝ったフレーズよりも分かりやすさが求められます。
おトク感が少ない
同じようなキャッチコピーが乱立する中で、少しでも差別化をはかりたいならおトク感が必要です。例えば、「〜の理由」「〜する方法」という書き方はユーザーの反応が比較的良いキャッチコピー型ですが、そこにおトク感がなければ競合に勝つことは難しいでしょう。
- 寝付きの悪い人必見!早く眠りにつく方法
このキャッチコピーに、時間的なおトク感を入れるだけで、反応率は変わるはずです。
- 今夜から実践!寝付きの悪い人も、あっという間に眠りにつく方法
時間の他にも、おトク感を打ち出すアイテムとして、下記のようなものが挙げられます。
- 価格(1日たった70円、50%オフ、無料)
- 程度(プロみたい、マイナス5歳肌、ランキング1位)
- 特別感(先着100名様、限定5食、特別ご招待)
上手く組み合わせるだけで、手応えのあるキャッチコピーに仕上がるのではないでしょうか。
本文に誘導しつつ検索にも強いキャッチコピーを作るため、上記3点に留意しながら魅力的な言葉選びを試してみてください。