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絶対避けたい!サイトリニューアルに失敗する、ありがちな理由とは?

2016年4月6日

絶対避けたい!サイトリニューアルに失敗する、ありがちな理由とは?

サイトリニューアルは、現在のサイトより機能もデザインも優れたものにするために行います。ですが、中にはやり方を間違えたために、良くなるどころか以前よりもサイトの質が落ちてしまった、というケースも存在します。
どんな理由でリニューアルに失敗してしまうのでしょうか。もっともありがちなパターンについて、ご紹介します。

①スケジュールがタイトでクオリティが落ちる

リニューアルする上で大切なのは、実際の制作作業よりもむしろその前の計画段階にあります。
例えば、次のようなことは必ず計画段階で明確にしておきたいポイントです。

・現サイトの問題点を洗い出す
・コンバージョンやブランディングなど、目標を明確に設定する
・制作範囲や納品物を確認する

「とにかく早く形にしてアップしたい」というケースもありますが、このフェーズをおろそかにすると、コンテンツの質が悪くなり、既存コンテンツからの改善が見込めなくなり、本末顛倒に。また、制作範囲を明確にしておかないと後にトラブルとなることもあります。
サイトを構築する前に、クライアントと、また社内でしっかりと話をつめておきましょう。

②制作メンバーが少なすぎor多すぎて、制作が遅れる

制作に携わるメンバーが少ないとスケジュールがきつくなり、クオリティの低下につながります。
かといってメンバーが多すぎると意思決定に時間がかかったり、承認フローが増えて進行が停滞することが考えられます。
計画段階で細かくタスクを書き出し、何にどれくらいの時間と人数が必要かを最初に割り出しておくといいでしょう。
それには、ガントチャートが有効です。
ガントチャートは、工数管理を行う表のことで、エクセル等でも簡単につくることができます。Googleドライブなどの共有ドキュメントや、専用のアプリもあります。それらを活用して、チームで共通の認識を持っておきましょう。

③旧サイトから新サイトへ、コンテンツが移行できていない

SEOの点から大切な移行設定。
リダイレクト設定がうまくいかないと、せっかくのSEO資産を引き継ぐことができません。長年の運用で培ってきた資産を失くしてしまうのは非常にもったいないことです。
また、サイト構造が変わりすぎると、新旧のページを対応させる作業が煩雑になり、効果測定も難しくなります。
サイトマップやワイヤーフレーム段階で、

・現在のコンテンツを、新サイトではどのページに入れこむのか
・関連情報へのリンクはスムーズか

ポイントをしっかりと抑えておきましょう。

できるだけページのSEO資産をスムーズに移行できる構造をキープすることをおすすめします。

④結局効果はあったのか?結果が分からない

目標設定を曖昧にしていると、後に効果を計ることが難しくなります。
コンバージョン数は増えているのか、どのページからのお問合せが多いのか、直帰率や離脱率の高いページはどれか。数値としてはっきり目に見えるよう、アナリティクスを活用して旧サイトと比較できるようにしておきましょう。
サイトは公開してからが始まり。効果測定ができれば、さらなる改善索も見いだすことができ、サイトを成長させることができるはずです。

リニューアルしたはいいけれど、前のサイトよりもアクセス数やコンバージョンが減ってしまった、ということがないように、リニューアル前の計画は慎重に、時間をかけることが大切です。