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集めたアクセスを逃さない!コンバージョンにつなげるための「行き止まり」ページ対策

2017年8月19日

集めたアクセスを逃さない!コンバージョンにつなげるための「行き止まり」ページ対策

アクセスは集められているし、毎日更新もしている。それなのになかなかコンバージョンにつながらない…そんな時にチェックしておきたいのが、「行き止まり」ページの存在。
次につながるリンクのない行き止まりページが、せっかくの訪問者を逃していないか、チェックしてみましょう。

ユーザーを離す「行き止まり」ページ

ほとんどのサイトは、上図のように、ツリー状に構成されています。トップページを入り口としてサイトに訪問した場合、トップからカテゴリ—ページへ、そこからそれぞれの記事ページへと移動するのが普通です。ユーザーはサイトの構造を把握しやすいので、別の情報を見たいと思ったときは一旦カテゴリ—ページへと戻り、次へと移動することができます。

ですが逆に、訪問の入り口が記事ページだった場合はどうでしょうか。ユーザーはサイトの全体像が分からないままそのページを閲覧します。ページの最後に「戻る」ボタンあったとしても、どこに戻るかが分からず、クリックしたいという気持ちになりません。
グローバルナビゲーションも同様です。記事ページはユーザーのニーズに最もマッチしたページです。そのページを閲覧した後に、「商品情報」「会社概要」と記されたボタンはクリックを促すほど魅力的に映るでしょうか。

アクセスを多く集めるページに適切なリンクが貼られていなければ、そこから先につながらない、というもったいない状況が生まれてしまいます。

PDFファイルにも要注意

Web上で公開しているPDFが検索でヒットし、アクセスを集めることがあります。
ですが、PDFファイルからはどこにもリンクを貼ることができないため、次のページへ移動することがなく、離脱を招いてしまいます。

行き止まりページの見つけ方

このような行き止まりページがないかを調べるには、Googleアナリティクスが非常に役立ちます。

サイドバーの「行動フロー」をクリックすると、上のような図が現れます。
緑色の部分がアクセスの流入、そこから右に出ている赤色の線が流出を表しています。

緑の部分にマウスを合わせると、より詳細な流れを見ることができます。

  • どんなページが、最初の入り口となっているか
  • そこからユーザーがどのようにページを移動しているか
  • どのページでサイトを離れていったか

というようなことが分かり、対策をするべきページが見えてきます。

行き止まりページの対策

まずは、行き止まりになっているページがどのような経路からアクセスされているかを見つけます。

Googleアナリティクスの「集客」から、参照元や参照サイト、検索クエリ等を調べると、検索キーワードやリンク元のサイトが分かります。その結果に応じて、対策をしていくことが大切です。
例えば、ハワイの結婚式プランが掲載されたページで、検索キーワードが「結婚式 ハワイ」だった場合、そのプランを見た後の訪問者は、どんな情報を求めるでしょうか。
ハワイでの結婚式をすでに計画中であれば、プラン一覧ページに戻って、別のプランを探すということは考えにくいです。
挙式をもっとリッチにするためのオプションや、ハワイで結婚式を挙げるために必要なあれこれ、知っておくと便利なお店情報などのページを用意しておくと、クリックで次へと移動しやすくなります。

さらに、リンク先のページからハワイの結婚式プランに戻って来られるように、逆のリンクもはっておきます。常に行き来ができるサイト構成が、ユーザーにとってクリックしやすい安心なサイトになります。

■まとめ

  • 行き止まりページを見つける
  • 行き止まりページの参照元やキーワードを調べる
  • 関連ページを用意する
  • その先のページが行き止まりにならないように、ページ間をリンクでつなぐ

いかがでしょうか。行き止まりページをなくすことが直帰率や離脱率を低くし、コンバージョン率を高めます。
アクセスは多いのにコンバージョン率が低いという場合は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。